伝統的行事
南良津獅子舞
宝暦2年(1752年)に8年続いた豊作を祝って獅子舞を「秋のおくんち」に奉納したのがはじまりとされています。以来、夏の祈祷のさいに舞われ現在に至った。笛、太鼓の楽にあわせて、前楽、古楽、道楽、出端の型がある。郷土の伝統芸能として保存され、青年、子どもへと受け継がれている。
小竹祇園山笠
疫病退散と怨霊沈静を願い、山笠に人形などを飾り、飾り山ごとに動かしていた。
電燈線の架設が進むにつれて、その場に固定するか、高さを低くしてひきまわし、見物客をよろこばせた.
小竹祇園山笠実行委員会が、現在、青年山笠、こども山笠として伝統を受け継いでいる。
祇園山笠は、以前、自治会内で実施していたが、小竹祇園山笠実行委員会に引き継がれ、その後、小竹祇園
山笠振興会が行っている。
現在は青年有志山笠、こども山笠、こどもみこしとして、今もなおその伝統を継承している。
なお、毎年7月中旬に小竹貴船神社で祇園祭を開催しており、山笠は2年に1度、こどもみこしは毎年奉納さ
れている。
小竹提扶利踊
小竹の里には、長い間、うたい踊りつがれてきた盆踊りが各地区に数多く残されており、その中のひとつに、提扶利踊りがある。直方市の日若踊り、植木町の三申踊りの影響を受けてところが見られる。(思案橋調)
よしや世の中 柳と櫻
水の流れに柵かけて
留めて見ま欲し 色も香も
春乃心の放れ駒
新多神相撲
新多村に古くから伝えられ、毎年7月に行われてきた。新楽神事の印象が強い。五穀豊穣、悪病退散、家内安全を祈願する伝統芸能。
昔、お伊勢参りの人たちが上方で習得し、同区に伝えられたもので獅子舞のあとに奉納されてきた。