小竹町では、令和5年8月の3歳児健康診査から子どもでも簡単に視覚検査ができる検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を使って、目の検査を実施しています。子どもの視力が発達する時期は3歳から5歳がピークで、6歳から8歳頃には成人とほぼ同等になると言われています。この時期に屈折異常や斜視などの問題があり治療が遅れると、視力が正常に発達せず弱視になってしまうことがあります。
子どもは見えにくさを自覚していないことが多く、また家族も気づきにくいことが多いため、この検査を実施して異常を早期に発見し、適切な治療につなげることを目的としています。
検査機器「スポットビジョンスクリーナー」とは
「スポットビジョンスクリーナー」は、検査前に目薬をさしたりする処置もなく、近視・遠視・乱視などの屈折異常や屈折の左右差、瞳孔不同、斜視などを数秒で発見できます。
検査方法
お子様は保護者に抱っこされた状態のまま、カメラで写真を撮られる感覚で検査ができます。機器のレンズを見るだけで検査が実施でき、1分もかからずに完了します。
検査で異常を指摘されたら
紹介状を発行しますので、眼科を受診して精密検査を受けましょう。子どもの目の病気は本人が不自由を訴えないことが多く、治療が遅れる場合があります。早期に適切な治療を開始することができれば、子どもの弱視のほとんどが改善すると言われていますので、見え方に問題がないようでも、必ず早めに眼科を受診してください。
3歳児健康診査以外でも随時、相談を受け付けています
本機器を導入する前に3歳児健康診査を受けられた方や、お子様の視機能に不安や心配のある方など、お気軽にご相談ください。