子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が原因となって発症します。HPVワクチンは子宮頸がんの原因の約50~70%を占めるHPV16型、18型の感染を防ぎ、子宮頸がんの罹患を予防します。
HPVワクチン接種を個別にお勧めする取り組みが差し控えられていた間に定期接種の対象であった方々の中には、ワクチン接種の機会を逃した方がいるため、こうした方々に改めて接種の機会を提供させていただきます。
※令和5年度より新しく9価ワクチン(シルガード9)が追加されました。接種は合計3回で、完了するまでに約6か月間かかります。接種を希望する場合は令和6年9月末までに1回目を接種してください。
接種対象者
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子
接種期限
令和7年3月31日まで
ワクチンの接種回数
3回(3種類・原則3回とも同じワクチンを接種)・シルガード9(9価)は、初回を15歳の誕生日の前日までに接種した場合に限り、5か月以上の間隔をおいて2回のみ接種します。
※令和4年4月1日以前に一度でも接種を受けたことがある方は次の点にご注意ください。
・これまでに接種を受けた回数を含めて合計3回までが対象です。前回の接種から期間が空いている場合でも最初から接種し直すことはせず、残りの回数だけ接種を受けてください。
・これまでに接種を受けたものと同じ種類のワクチンで接種を受けてください。ワクチンの種類や接種方法がわからない場合は、健康こども課健康対策係までお問い合わせください。
接種方法
筋肉内に注射します。
接種医療機関
直鞍地区の指定医療機関や福岡県予防接種広域化医療機関で接種できます。必ず事前に医療機関にお問い合わせのうえ、予約をしてください。また、かかりつけ医など安心して予防接種が受けられる医療機関で受けるようにしてください。
持ってくるもの
・母子健康手帳
・健康保険証等(住所、氏名、生年月日等が確認できるもの)
料金
無料
※対象期間を過ぎると有料になります。
注意事項
・HPVワクチンは筋肉内に注射します。そのため、予防接種後に血管迷走神経反射として失神などの症状があらわれる場合があります。失神による転倒等を防止するため、接種後30分程度は接種場所で待機してください。
・HPVワクチン接種により引き起こされた副反応で重篤な健康被害が生じ、国の審査会にて予防接種によるものと認定された場合は、予防接種法にもとづく健康被害救済制度により給付を受けることができます。まずは健康こども課健康対策係までご相談ください。
※詳細は、厚生労働省ホームページ(外部リンク)をご覧ください。