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津村 記久子/著 新潮社/出版 |
それで誰かを助けられるなら、うそぐらいつく。
大学のサークルを抜けたい姪のため、うその辞める理由を考えてあげたことをきっかけに、「うそ請負人」として職場の人からも頼みにされるようになったみのり。
自転車置き場で、人間関係のストレス発散のために中山さんがとっていた思いがけない行動。
部活を辞めた高校生の息子の心配と会社の年下の同僚の冷淡さに疲れ切った倉田さんが見つけた居場所。
日常の困ったことどもをやり過ごし、目の前の「今」を生き延びるための11篇。
おでんせんとう
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さとうめぐみ/作 ひかりのくに/出版 |
「こんな さむいひは はやく あたたまりたいですね」「おゆに つかるのが たのしみです」
たまごさん、だいこんくん、こんにゃくさんが銭湯にやって来ました。
次にやって来たのは、こんぶの親子ともちきんちゃくさんに、ふたごのはんぺんさん、ちくわくんです。
最後にやって来たタコくんはなんだかぷりぷりと怒っています。「なんで きょうは こんなに さむいんでぃ!
こごえちまうぜ!」お湯に足先をちょっとつけたタコくんは「もっと あつくしてくれぃ!」と言って、からしさんにあたためさせます。すると、いつの間にかふたごのはんぺんがどんどん膨らんで…??かわいいいキャラクターと美しい画面に、「だし入り牛乳」などかわいいアイテムも登場する、隅々まで楽しめる絵本です。
そそそそ
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たなかひかる/作 ポプラ社/出版 |
子どもたちが大笑い!大人も癒される、たなかひかるワールド木にしがみつくコアラの親子。
よく見ると子どもがたくさん!大丈夫かなと思ったらコアラの足が突然にゅーん!
そそそそと歩き出したコアラの親子、そこに次から次へと動物が出てきて、にゅーんとどこかが伸びていきます。
『ぱんつさん』『ねこいる!』『すしん』に続く、誰も想像できないたなかひかるの「頭は良くならない絵本シリーズ」です。