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島本 理生/著 朝日新聞出版/出版社 |
かつて子役だった沙良は、芸能界で伸び悩んでいた。自分の正体をまったく知らない人間に出会いたい—。
そんな折に酒場で偶然出会った柏木という男に、たまらない愛しさと憐憫を感じた—。
愛に似て、愛とは呼べない関係を描く。
幸福とは何ぞや
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佐藤 愛子/著 中央公論新社/出版社 |
この秋、99歳。すべて成るようにしか成らん。不愉快なことや怒髪天をつくようなことがあってこそ、人生は面白い。
いきるとは、老いるとは、死とは、幸福とは…。読めば力が湧く、愛子先生珠玉のメッセージ。
あきらがあけてあげるから
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ヨシタケシンスケ/作 PHP研究所/出版社 |
くやしい。ボクはくやしい。ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。
じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。あきらがあけてあげるから!
おすすめの本紹介
謎解きサリンジャー 自殺したのは誰なのか
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竹内 康浩・朴舜起/著 新潮社/出版社 |
あの名短編のラストが実は「事件」だった?
驚天動地、圧巻の評論登場。
「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストは主人公の自殺ではなかった!?前代未聞の問いは天才作家の作品世界全体に及び、やがては「ライ麦畑」までが…。
世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった「文学探偵」が弟子と読み解く新たなサリンジャーの世界。
優しい地獄
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グリゴレ・イリナ/著 亜紀書房/出版社 |
「雪国」を読んだ時「これだ」と思った。私がしゃべりたい言葉はこれだ。
何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。自分の身体に合う言葉を。
社会主義政権下のルーマニアに生まれた孤独な少女は、日本に辿り着き、人類学者となった。
祖父母の時代から現代へ、家族三代の記憶と現代史が交差する自伝的エッセイ。
うつには祖母がよく効きます
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こうの みさと/著 旬報社/出版社 |
祖母にふりまわされるアラサーの実家生活と「うつ」についてのイラストエッセイ。
インスタグラム、ツイッターで好評の「祖母漫画ハルエさん」と、自身のうつの日々を綴る。
うつの人、うつかも…な人も、そうじゃない人にも、みんなの心と体によく効く処方箋です!