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川上 未映子/著 新潮社/出版 |
感染症大流行(パンデミック)前夜の東京—〈ギャラ飲み〉志願の女性、ベッドで人生を回顧する老女、深夜の学校へ忍び込む高校生、親友を秘かに裏切りつづけた作家…。
これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに。
美しい住まいと家づくり
すごい平屋
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エクスナレッジ/編 エクスナレッジ/出版 |
平屋の正解ここにあり!庭とのつながり、家事ラク間取り、コスト、温熱環境、植栽、耐震、防犯。
わかりやすいイラストで60軒以上の平屋を徹底解剖!
おなまえおしえて
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新井 洋行/作 偕成社/出版 |
「おなまえおしえてくーださい」と聞かれた動物たちがつぎつぎに元気に名前を答えていきます。
ページをめくって答えがある楽しさと、最後に自分も名前を答える楽しさが味わえる絵本です。
おすすめの本紹介
ブラックボックス
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砂川 文次/著 講談社/出版 |
ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの爆発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。
張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。
奇跡
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林 真理子/著 講談社/出版 |
男は世界的な写真家、女は梨園の妻―
「真実を語る事は、これまでずっと封印してきました」
生前、佳一は博子に何度も言ったという。
「僕たちは出会ってしまったんだ」
出会ってしまったが、博子は梨園の妻で、母親だった。
「不倫」という言葉を寄せつけないほど正しく高潔な二人―
これはまさしく「奇跡」なのである。
私は、博子から託された奇跡の物語をこれから綴っていこうと思う。
その日まで
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瀬戸内 寂聴/著 講談社/出版 |
三島由紀夫、萩原健一、石牟礼道子ほか、人生でめぐり逢った忘れえぬ人々、愛した男たち、そして家族の記憶。
99歳まで現作家としてペンをふるった著者が、自らの老いに向きあい、「その日」をみつめて綴りつづけた、最後の自伝的長編エッセイ。
つかまえた
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田島 征三/作 偕成社/出版 |
大胆な筆使いで、ほとばしる生命の躍動を描いてきた絵本作家・田島征三が、忘れられない少年の日の原体験をテーマに取り組んだ入魂の一冊。夏のある日、川の浅瀬に大きな魚がいるのをみつけたぼくは、そっと近づこうとしたが、足をすべらせて川に落ちてしまう。水の中で懸命にのばした指が魚にふれると、ぼくは無我夢中でそれをつかまえた―。