蒸気機関車アルコ23号は、貝島炭鉱の石炭採掘に伴う、坑道充填用の砂を運ぶため、ロト型貨車を何両も率いて活躍してきました。宮若市にあった大之浦抗内の採掘後、山砂で埋め戻すため、飯塚市から山砂を採掘後、小竹町を経由し、大之浦抗まで山砂を運搬していたため、充填列車と呼ばれていました。
アルコとは、アメリカ合衆国の蒸気機関車製造会社、アメリカンロコモーティブカンパニーの略称であり、車体の両側に大きな水タンクを抱えており、その角張った独特のスタイルから「弁当箱」のニックネームで親しまれました。アルコ社が製造した機関車が日本で現存しているのは、アルコ22号とアルコ23号のみであり、アルコ22号は宮若市に保存されています。
アルコ23号は、1920年(大正9年)にアメリカ合衆国から輸入されて以来、1976年(昭和51年)まで56年もの間、走り続け20世紀の日本の発展に大きく貢献しました。
令和元年11月、アメリカ合衆国より輸入されて99年の時を経て、活躍当時の姿に復元しました。
蒸気機関車アルコ23号 貨車ロト39号
大きさ(㎜)長×幅×高 8623×2432×3110 大きさ(㎜)長×幅×高 5747×2178×2306
重さ(t) 運転整備時 26.5 空車時 22.0 積載重量(t) 11.0
所在地
小竹町運動公園グラウンド 多目的広場(小竹町大字勝野1757番地の1)
定休日
なし
駐車場
あり(中央公民館の駐車場を利用してください)