小竹町での生活 ~古森さん家族の場合~
プログラマーから農業の道へ 都会での辛い過去
健康を取り戻し、「生きてる」と実感する毎日です。
10年前まで神奈川県でコンピュータプログラマーとして働いていました。1時間かけて通勤し、深夜まで働いて、帰宅して寝るだけという生活を送っていましたが、無理がたたって体調を崩してしまいました。
療養をかねて小竹の実家に戻り、その後もう一度プログラマーとして復帰しましたが、実家が農業を営んでいたこともあり、一念発起して会社を辞め、小竹に戻り農業の道へと足を踏み入れました。
家族との充実した日々 小竹町の様々な活動にも参加
現在は地元の消防団や青年部、青年農業士として多くの人と関わりを持ち、小竹の名産品として「黒大豆の黒田丸」を普及させようと、役場の産業課の担当者や農事組合「南良津獅子クラブ」のみんなと協力して取り組んでいます。
また結婚して3人の子どもにも恵まれ、充実した日々を送っています。小竹町には3つの小学校がありますが、いずれも各学年1クラスしかありません。でもその分、子どもひとり一人に目が行き届いているように思います。こども園もあり子どもたちが毎日楽しそうに通っているので安心しています。
つながりを大切に この町での”これから”
小竹は人口も減り、若い人も少なくなって、新規就農者もいないため、この先小竹の農業を維持していけるか不安もありますが、いろいろな年代の「人とつながる」ことが自分の財産だと思っています。
心も体も元気で過ごせることで、生きていることを実感しています。