小竹町の農業構造において、石炭産業の影響により、ほぼ全町的に農地が傾斜(一部水没)し、水稲から他の品目への転作が進まず、恒常的な勤務による安定兼業農家が増加している。最近、より一層の兼業化の進行によって土地利用型の農業を中心とする担い手不足が深刻化していたが、農地の鉱害復旧工事(100ヘクタール)の換地計画の実施に併せ、認定農業者への土地利用集積が進みつつあります。平成10年度には、日本初の遠赤外線米麦乾燥調整施設(ライスセンター)を設置し、米消費者のニーズにあった米作を中心としつつ、土地の有効利用をはかっている。
また、平成12年度から大豆の団地化(30ヘクタール)を図るとともに、平成14年度からは麦(25ヘクタール)の集団化にも取り組んでおり、多様な担い手による農地の有効利用を進めていく計画です。