B型肝炎ウイルス(HBV)は主として血液を介して感染します。感染には一過性感染と持続感染があり、免疫の状態が十分であれば感染を受けた肝細胞は破壊されてもウイルスは排除され、治癒して終生免疫を獲得するいわれていましたが、近年では感染したHBVが肝臓内に潜伏し、免疫抑制療法や化学療法で再活性化して肝炎を発症すると報告されています。
急性肝炎の症状は、黄疸、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐などがあり、約0.4~1%に劇症肝炎を発症し、予後は悪くなります。免疫反応が不十分な胎児期や新生児期などでは、将来、肝硬変から肝癌に進展するおそれがあります。若いほどワクチン接種後の抗体獲得率が高い傾向にあります。
ワクチン接種後に接種を受けた人の10%前後に副反応が認められ、主に倦怠感、頭痛、局所の腫脹、発赤、疼痛等であり、一般的には重大なものは認められていません。
なお、HBs抗原陽性の母から出産した児に対する母子感染予防については、定期接種の対象ではなく、すべて健康保険の対応になります。
対象者と接種方法
1歳未満の乳児。(標準的な接種期間は生後2か月から生後9か月に至るまでの間)
初回接種は27日以上の間隔をあけて2回接種。追加接種は初回1回目の接種から139日以上あけて1回接種。
接種場所
小竹町接種医療機関ほか、福岡県内の広域予防接種医療機関で接種できます。
接種料金
無料 ※対象期間以外は自費になります。
持参品
・母子健康手帳
・マイナ保険証等(住所、氏名、生年月日がわかるもの)
※予診票は医療機関にあります。