感染症が拡大する状況でも、災害は起こりうる可能性があります。避難所では、「3つの密(密閉・密集・密接)」の条件が重なりやすいことから、感染予防対策として事前に備えることが重要となります。
感染症対策としての避難・避難場所のポイント
避難所も「密」になる可能性があります。基本的な考え方は次のとおりです。
避難とは「難」を「避」けることです。安全な場所にいる人まで避難所に行く必要はありません。
避難場所は、小中学校や各地区公民館・集会所、公共施設などの避難所だけではありません。安全な親せき宅や知人宅に避難することも考えてみましょう。
通常の避難時の非常用持ち出し品(備品)にマスク、消毒液、体温計、スリッパ等を追加しましょう。
豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。やむをえず車中泊をする場合は、浸水しないように周囲の状況等を十分に確認しましょう。
避難する前に健康状態の確認をお願いします
どこへ避難する場合でも、検温や風邪症状の確認など、ご自身で健康状態のチェックを行ってください。
※体調が悪い場合は、避難した先で必ず健康状態を申告してください
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、以下の症状がある人は、避難する前に帰国者・接触者相談センター≪電話0948-214972≫(夜間・休日の場合は、福岡県保険所夜間休日緊急連絡番号 電話092-471-0264)に連絡し、担当者の指示を受けてください。
息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
高齢者、基礎疾患がある、透析を受けている、免疫抑制剤・抗がん剤を使用している人で発熱、せきなどの比較的軽い風邪症状がある場合
妊婦の人で比較的軽い風邪症状がある場合
1~3以外の以外の人で発熱やせきなど比較的軽い風邪症状が4日以上続く場合
上記の症状がある人で、避難所に避難さる人は、帰国者・接触者相談センター≪電話0948-214972≫(夜間・休日の場合は、福岡県保険所夜間休日緊急連絡番号 電話092-471-0264)に連絡をした後に、災害対策本部(電話0949-62-1212)までご相談ください。
非常�持ち出し品を見直しましょう
通常の非常用持ち出し品に加えて、感染症対策に必要なものを準備してください。
避難所等での過ごし方について
マスクを正しく着用してください。マスクのない人は、ハンカチやタオル類を持参してください。
せきエチケットを心がけましょう。マスクのない人は、せきやくしゃみをする時にハンカチなどで口を押えましょう。
手で口を押えて、せきやくしゃみをした時は、速やかに手を洗いましょう。
こまめに石けんで手を洗い、洗っていない手で目・鼻・口などで触らないようにしてください。
手すりやドアなど共用部分に触れた時なども必ず手洗いをしましょう。
避難者同士が十分な距離(2m以上)を保ちましょう。
避難者同士が協力し合い、窓開けなど定期的な喚起を行うように心がけましょう。
発熱や強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)などの症状が出た場合は、速やかに避難所の担当者に報告してください。