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町田そのこ/著 中央公論新社/出版社 |
52ヘルツのクジラとは、ほかの鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている・・・。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
こども六法
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山崎聡一郎/著 弘文堂/ 出版社 |
人を殴れば暴行罪(刑法第208条)。多くの人の前で「バカ」や「ブス」などの暴言を吐けば侮辱罪(刑法第231条)。子ども向けに書かれた法律書は著者の山崎
聡一郎さんが小学校時代に受けたいじめ被害の経験から着想を得て出版されました。いったいどのような思いが込められているのでしょうか。
また、これからの社会に「こども六法」はどのように生かされていくのでしょうか。
きみを強くする法律の本。
パラアスリートの折れないココロのつくりかた
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瀬立モニカ
/著 主婦の友社/出版社 |
名前はモニカ。子どものころから元気いっぱいのスポーツ少女でした。運命を変えた事故。その2年後、パラカヌー選手としてパラリンピックへ。折れそうになったときも、わたしを前に進ませてくれたふたりの大事な人。パラカヌーの西コーチと、大好きな大好きな、明るく、強いわたしのお母さん。地元の人、技術サポートのチーム・・・。みんなの応援がわたしの力。そして、2度目のパラリンピックへ!
「笑顔は副作用のない薬」。お母さんの言葉を、いつも胸に。
おすすめの本紹介
本と鍵の季節
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米澤穂信/著 集英社/出版 |
堀川次郎はほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。
背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。
放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生二人が挑む全六編。
ポケット詩集Ⅰ~Ⅲ
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田中和雄/編 童話屋/出版 |
この詩集を、ほんとうの子どもたちと、子どもの心を持った大人たちに捧げます・・・。
子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。
いい詩というのは、詩人が自分の思いをどこまでも深く掘り下げて普遍(ほんとうのこと)にまで届いた詩のことです。
いい詩はみな、生きる歓びにあふれています。
はるにれ
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姉崎一馬/写真 福音館書店/出版 |
北海道の草原にひとり立つはるにれの大木。
息をのむほどに美しいはるにれの四季の姿が、自然の驚異に目を膛らせるとともに、ふしぎな安らぎさえも与えてくれます。
文字のない見事な写真絵本。
高校入試ランク順中学英単語1850
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学研教育出版/編 学研プラス/出版 |
全国の公立・私立高校の最新入試問題データを徹底分析した、高校入試の英単語帳の決定版。
単語に加えて、単語のフレーズもランク順に並べ、入試に「出る」使い方が効率よく覚えられる。
くわしく分かりやすい解説が満載。アプリと音声ダウンロードつき。
猫を棄てる ~父親について語るとき~
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村上春樹/著 文藝春秋/出版 |
はじめて綴った父親のこと、幼いころの記憶・・・。
時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある。
ある夏の日、僕は父親と一緒に猫を海岸に棄てに行った。
歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた。